姉飼

2004年9月4日 読書
ISBN:4048734997 単行本 遠藤 徹 角川書店 2003/11 ¥1,260

第10回日本ホラー小説大賞受賞作品。
評価;B−

長編かと思ってたら、短編で4作品入ってた。
まぁ、面白かったのは「姉飼」だけで、あとは普通かな。
というわけで、レビューは「姉飼」だけで。

あらすじ
小さい頃、脂祭りの縁日で売られていた「姉」という奇怪な生物を見た主人公はその虜となってしまう。成長し、「姉」を飼うだけに働き、生きるようになった主人公だが…。

レビュー♪
ホラー大賞選考の際の問題作。この作品は、そんなには怖くないのだが、まず、その独特の世界観、おどろおどろしさが、なんとも言えない。まずは姉に始まり、脂祭り、蚊吸い豚などの設定は物語に味を持たせ、ホラーファンはぐっときてしまう。また、この世界観を作れたということは結構すごいことである。パワーのある作品であると共に、決して問題作ではなく、今後のホラー界の発展を切り開ける作品であるとは思う。選考委員達もそれを承知で選んだね(笑)

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